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個別支援<ケース>会議

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桑の実工房では、5月~10月と12月~1月の
毎週火曜日に個別支援懇談を行っています。

本人と家族に
サービス管理責任者と生活支援員5名が参加する懇談です。

個別支援懇談を行う前に、個別支援<ケース>会議を行います。
毎週金曜日の16:30~ 
議論は深まり、定時には終わらずに、残業になってしまいます。

個別支援会議を行う前に、スタッフには写真のスライドを示しました。
会議を進める手順<2012版>です。
この手順は工房の理念「生き物のように変化する」と同様に
毎年、変化しています。
当然です、スタッフの質は年々向上するのですから。

1.アセスメントの修正<担当者提案>
2.昨年度の目標評価
3.現状の課題分析<各参加者最低2項目>
◇プラスの変化・新たにチャレンジできそうなこと
◇生活の質を損ねていること・不適応を起こしていること
4.個別支援目標提案
5.担当者目標提案
6.Discussion
7.個別支援目標決定
8.具体的支援計画検討
◇誰が・何時・何処で・どんな支援を・どうするのか

サービス管理責任者と担当者だけでなく、
支援に関わる職員全員が参加します。
1人を「チーム」として支援するためです。
全員で目標を作り込むことで、個々の職員のスキルアップと同時に、
「1人が抱え込まない」「支援目標と具体的方法を共有する」
ことを目指しています。

火曜日の個別支援懇談、金曜日の個別支援会議。
週2回の個別支援に関する会議はハードです。
当然、会議を迎えるための準備も必要です。

それでも、お互いの考えが深まったとき。
会議の成果で、新たな目標を生み出したとき。
終わった後に高揚感というのか、充実感があります。

先日、ある方に桑の実の会議を褒めていただきました。
「凄いね。全員が意見をどんどん言うんだね」
「指名されても、直ぐに答えるんだね」と。

毎週会議を積み重ねている成果です。
桑の実の強み、財産にしていきましょう。

意見を述べる前に、付箋に書き留めるようにしています。
写真の通り、ボードに貼って意見を発表します。
「人の意見を聞いて、自分の意見を変えないために」
「声の小さな意見も拾えるように」
「そのまま記録として残せるように」

この手法を取り入れて、会議がグッと活性化したように感じます。
間違いなくスタッフのスキルが向上しています。
会議での意見を述べるスキルと
支援目標を設定するスキル、両方が向上しています。

今日の議論も、随分、深めることができた。
こんな会議を、ずっと続けて、進化させていきましょう。

お疲れさまでした。

居住区活動の報告

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平成24年5月18日(金)今年度初めての居住区活動

余暇支援の1つとしての居住区活動。
平成18年から取り組み
まずは、居住区の市民センターを利用することから
積み上げてきました。

居住区活動を取り入れる前は、
映画や買い物、スポーツや温泉など
幾つかの活動から選択をしてグループで活動をしていました。

いろいろな余暇活動を体験すること。
経験を重ねて、興味を広げること。
やってみたいことを見つけること。
余暇活動の基礎工事の部分になります。

余暇は、主に事業所の休日。
工房で活動するのではなく、
過ごす場所は自宅が多くなります。

自分の住んでいる地域には
公園はあるのか
コンビニはあるのか
商店はあるのか
バス停は近いのか
食事をする場所はあるのか
交通量が多くて危険なのか

余暇支援を考えるときに、
所員が住んでいる地域を
支援者が熟知していることは、1つのポイントです。

何処かへ出かけて休日を過ごすこともありますが、
多くは、自宅で、
自分1人、または、家族と過ごすことが多いのではないでしょうか。

そんな休日を想定して。
所員の住んでいる居住区へ、支援者と仲間と一緒に出向く。
地域で活動できる場所を調べ、開拓し、実際に活動をする。

そんな活動を、数年かけて積み重ねることで
自分1人で出かけることができたり、
家族を誘って出かけたり、
ヘルパーさんと出かけたり
できるようになります。
本人も支援者も居住区を知ること。
居住区での活動に、経験に基づいた自信を持つこと。

今年は、8つの居住区グループに分かれて活動をします。
1グループが3人~4人です。
今日は、
新しいメンバーの顔合わせ。
それぞれの自宅を知る。
今年の活動を話し合う。
実際に活動をする。
それぞれです。

居住区活動は、毎月第3金曜日と第4金曜日。
余暇活動ですので。
くつろいで。
楽しんで。
笑って。
所員も支援者も。
そんな活動を創っていきましょう。

これから、それぞれの活動を
ブログで紹介していきます。

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