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自閉症児者の未来を考える会の広報誌掲載。

ファイル 98-1.jpg

自閉症児者の未来を考える会が発行している
「こみゅにけーと」という情報誌。

第48号に
移行期に「りあん」が果たす役割
~支援者の立場から~
と題して寄稿しています。

桑の実工房利用者の家族
松本さんも
サポートファイル「りあん」を利用して良かったこと
と題して寄稿しています。

画像をクリックして下さい。
少し、読みやすくなります。

サポートファイル「りあん」は、主に以下の特徴をもった支援ツールです。

①「記録・保管」ができるファイル
保護者がご本人の状態やこれまで受けてきた支援内容などを書き綴り、
「記録・保管」するファイル形式の記録ノートです。
②「正確な情報を伝えるファイル」
関係機関へ提示することで、「正確な情報の伝達」が図られ、本人のライフステージを通して、
一貫したよりよい支援が受けられるようにするためのものです。

情報量がとても多いファイルです。
発達障害者支援センター「つばさ」のホームページからもダウンロードが可能です
http://www.tsubasa.kitaq-src.jp/siryu.html
上記のアドレスでアクセスして下さい。

個別支援計画① 支援者の責任

部下の弱みに目を向けることは、間違っているばかりか無責任である。
上司たる者は、
組織に対して、部下一人ひとりの強みを可能な限り生かす責任がある。
そしてそれ以上に、
部下に対して、彼らの強みを最大限に生かす責任がある。
【P・F・ドラッカー「経営者の条件」P126 】

何度、読んでも新鮮で、時に身震いしてしまいます。

いろんな立場でこの文を読み返してみます。
例えば、支援者の立場で・・。

所員(利用者)の弱みに目を向けることは、間違っているばかりか無責任である。
支援者たる者は
事業所に対して、所員一人ひとりの強みを可能な限り生かす責任がある。
そしてそれ以上に、
所員に対して、彼らの強みを最大限に生かす責任がある。

例えば親の立場で・・。

子どもの弱みに目を向けることは、間違っているばかりか無責任である。
親たる者は
社会に対して、子ども一人ひとりの強みを可能な限り生かす責任がある。
そしてそれ以上に、
子どもに対して、彼らの強みを最大限に生かす責任がある。

どうですか。
私は身震いします。
無責任な支援者には決してなりたくない。
無責任な経営者には決してなりたくない。
無責任な親には決してなりたくない。
そうはなるな!と断言しているこの文は宝物です。

今日は、I君の個別支援計画について、議論をしました。
議論の中に、彼の強みを生かすこと。チャレンジする視点がありました。
そんな議論をした後は、心が活性化します。
いろんな会議があり、いろんな議論があります。
事後の心向きというのは、明日に向かって大切な要素です。

個別支援計画の事を、まとめて書こうと昨年からトライしていました。
「まとめるのでなく、分割して発信しよう」
そう決めると、随分表現しやすくなりました。

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