平成23年1月26日 第9回 職員研修会
今回は「事例に対する支援計画の立案」を桑の実工房で行いました。
今回は「事例に対する支援計画の立案」
まず、前回の立案した支援計画に基づいた支援結果をT事業所・K事業所より発表。
年末・年始を挟んだので、少ない実践の時間。
支援目標から、具体的な支援内容を設定して、実際に支援を行った結果発表。
目的意識を持たずに支援を行うこととは明らかに違う日々を発表より感じます。
立案した支援内容には、当然修正が必要で、何をどのように修正するのかを
自ら考えたり、職員間で協議することに大きな意義があります。
目的を明確に設定することで、意図した、それは質の高い支援ができるようになります。
<講師よりのポイント>
実践はまず2週間やってみること。2週間やって効果が表れないときは目標を見直すこと。
また、目標が達成された時でも、2週間後に目標を設定しなおすこと。
できたことを続けると本人のモチベーションも低下する。
目標は本人ができそうな課題を加えた新たな目標とすること。
目標を修正したときには、期日を明確にすること。
<講師スライドより>
行動的スキル訓練について
4つの要素から構成
①モデル提示適切な行動のお手本を対象者にやってみせる。
VTR等で師範
②教示適切な行動の具体的な説明
③リハーサルシミュレーション場面において練習
④フィードバック適切な行動に対して強化、誤った行動の修正
*行動スキル訓練の課題
般化が難しい。
→般化の促進
実際の様々な実生活場面に訓練を導入
訓練場面以外でスキルが強化させるための環境調整。
以上の講義を受けて、本日の課題
「トイレットペーパーの適切な使い方」
~適量のトイレットペーパーを切り取ることを
利用者が身につけるためには どう支援するのか~
会話の取っ付きで
「ペーパーは手に巻いて取りますか?引っ張ってとりますか?」
「私は巻いて取るタイプです」「へーっ巻くんですか」
「便の状態でペーパーの長さは違いますよね・・」
グループの会話が面白い。結構盛り上がっている。
いろんな違いへの気付きがありますよね。
グループ発表は、
各事業所の個別の課題へのアプローチ。
毎日トイレの中で行われていることが、知的障害の方達にとって
いかに難しい課題なのかを実感。
次回は2月23日(水)17時~です。
倉光先生、忙しい中ありがとうございました。