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書籍の紹介①

今日は、書籍の紹介。

「アスペルガーですが、妻で母で社長です」
著者:アズ直子   大和出版

普段はこんな風なタイトルの付いた書籍には、
食わず嫌いなところがあるのですが、今日は何故か・・。

本との出会いも 人と同じように 縁ですよね。

4、5年前 ニキリンコさんの
「自閉症 こんな風にできてます!」
唸り、頷くことの多い本でした。
そうなのか、そうだったのかと何度も納得して読んだ本。
今も時々取り出して読み返す本。

今回は、自分の生き方のヒントにもなり、
発達障害の方たちとの日々を考えるアイディアにもなりました。

特に興味深かったのは、
<宇宙人(アスペルガー)でも生きやすくなる30のルール>
いろんなヒントが散りばめてられていました。

<「寝食分離」・・陽光を浴び体内時計を整えることは
昼夜逆転・睡眠障害・ひきこもり・うつ病などの予防になります。>

「タイマーを使い倒そう!」では
<私にとっては何かを始めるために鳴らすわけではなく、
終わりの合図のために鳴らすことのほうがむしろ重要。>
これは「過集中」を防ぐためだと。

おもしろい表現だなと思ったのは、
「23時のタイマーは本日を強制終了させる合図」というくだり。
<タイマーがなければ、お風呂にも入らず明け方まで起きてしまう。
一度狂った睡眠サイクルを元に戻すことはとても大変です。>

強制終了か・・。独特だけど、分かりやすい。

桑の実でも、睡眠サイクルで苦しんでいる発達障害の方がいます。
当事者の声。睡眠サイクルがいかに大切か。

<孤独を愛し、自分の世界に浸り込むタイプのアスペルガーもいますが、
 それでも、誰だって人に愛されたい、好かれたい、友達が欲しい気持ちが
 あるのではないでしょうか。>

時に、個別のブースや個別の活動で本人が楽になったように感じることがあります。
だけど、すべてが個別化すればいいというわけではないことも感じます。
知的なダメージを負っている方にも、同じように感じます。
一人の世界のみを好んでいる訳ではないことも読みとれました。

などなど・・・・。
どう読みとり、自分の日々につなげられるか。
というか、
自分自身へのアドバイスでもありました。

コメント一覧

本田 Eメール 2011年06月26日(日)12時49分 編集・削除

 本田です。お疲れ様です。
 この本、やっと購入・読み終わりました。長男がアスペさんですが、頷くこと多数。私はアズさんがSNSにはまるところなどは、アスペさんらしいなぁと思いました。当然、3人の発達障害児の父である私の生き方にも参考になりました。大学の学生でも、生活のリズムが完全に狂ってしまっている学生に、「朝9時には研究室にきなさい!」と指導しているのも、まんざら外れてはいないな、とも思いました。
 現在の社会は、健常者でも情報過多になっています。その中で、一つひとつ情報をどう扱うか、今まで以上に社会性が問われている時代。FacetoFaceの関係がより大事だし、またネット社会でもFacebookのような匿名性の無いSNSが受けている理由なのかもしれません。
#人口的には「中国」「インド」「Facebook」の時代ですから(^^)

以上

未承認 2015年05月28日(木)15時20分 編集・削除

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