平成24年4月20日(土)10:00~北九州ハイツにて
社会福祉法人桑の実会 事業説明会を行いました。
参加者は80名。
写真1・法人役員紹介
写真2・家族からの質問
写真3・新送迎支援員紹介
写真4・所員・職員参加
写真5・工房運営説明
事業説明会は年々形を変えています。
今年は、
第1部「家族が分かる」
第2部「所員が分かる」
第3部「みんなが笑う」
をテーマにして構成しました。
第1部は、家族・法人役員の出席として、
法人役員と家族の顔合わせ。
法人事業計画の説明と核としました。
第2部はから、所員・職員が加わり、
桑の実工房運営計画を 一年間の桑の実工房の活動を
知的障害のある、生活介護事業所を利用する所員が分かる
説明を核としました。
第3部は
日頃、顔を合わせる機会の少ない、法人役員や家族が
会食をしながらお互いを知ること。
所員は自分に合った方法で、職員の支援を受けながら
「自己紹介」をすること。
今年度一緒に活動する仲間と、家族と、役員と、職員が
くつろげる、笑って過ごせることを核としました。
どこの事業所も事業計画を立てます。
その事業計画は「誰のものなのだろう」と考えます。
説明能力・説明責任と言いますが、
事業計画を説明する対象は誰なのでしょう。
事業計画は立てるだけで
実行する対象に説明をしないことは無いでしょう。
説明する対象が違ったら、
それぞれに分かる方法で伝えなければ。
桑の実工房の運営計画は、
所員ひとりひとりの個別支援計画が集積されたものです。
だからこそ、個別支援懇談が凄く重い意味を持つのです。
事業説明会は今年で16回目になります。
初めは、所長が家族に運営計画を説明していました。
無認可作業所が出発点ですので、
6人の家族に説明していました。10坪のプレハブで。
所員には、説明会という形態をとらずに、
個別懇談や日々に説明をしていました。
自分達が利用する事業所を
よりよくしようと会議を重ねている法人役員と
顔を合わせる機会が少ないこと。
法人役員も所員の日常の姿を知る機会が少ないこと。
3年前、
所員・家族・法人役員・第3者委員・職員が
同じ場で顔を合わせて「運営説明会」を開きました。
昨年は
昼食をしながら懇親会を加えました。
次々に吐露される家族の想い。
それぞれの家族の生きざま。
役員の胸に深く入り込む言葉、家族の姿。
知るからこそ、事業計画に魂が宿るのです。
今年は、
事業計画は家族に。
運営計画は所員に。
「わかる」説明しようと取り組みました。
漢字が読めない所員に
漢字だらけの計画書はないでしょう。
知的障害が主である事業所の事業説明会を
企画し直そうと職員と会議を重ねました。
所員に向けた運営説明では、
自分達の活動を写真や動画で編集して、
今年一年の活動計画を伝えました。
自分達の姿を通して、イメージしやすいように。
文字や言葉を少なく、
写真と動画をメインに。
家族には、
理事会で提案した同じ事業計画を事前に配布しました。
当日の説明では、
項目毎にスライドに編集して説明をしました。
昨年の事後アンケートを基に
練り直した説明の仕方です。
終わったその日に、翌年の事業説明会を考えます。
また、変化する。
もっと「わかる」説明会が企画できる。
事後のアンケートも楽しみです。
10時から14時までの会食を交えた説明会。
お疲れさまでした。
第3部の報告は、事業説明会報告~その2~で。