11月3日(水)第3回北九州障害者芸術祭がウェルとばた中ホールでありました。
桑の実工房から絵画や一閑張り等の作品を出品していました。
その中から渡邉範子さんの「私の阿修羅」という絵画が
北九州市身体障害者福祉協会理事長賞を受賞しました。
渡邉さん、おめでとう!!
桑の実工房では3年前から毎週火曜日に絵画の時間を設けました。
生活支援プログラムでの取り組みです。
色や形、造形で自分を表現する時間。
支援者は非常勤職員として
美術大学出身で元特別支援学校教諭の前野さんが担当しています。
筆の使い方、色の混ぜ方、線の描き方などの基礎を
それぞれの個性に応じて支援しています。
自分を表現できる幅が基礎を学ぶことで凄く広がります。
3年間の継続した取り組みを見ていて、
専門的知識のある方の支援の必要性と
個性を存分に発揮させるためには
土台となる力を育てることの重要性を感じました。
「好きに描いていいよ」にとどまらず
「こんな風に筆を使うともっと描けるよ」という
専門性が加わった支援。
3年間の成果が発揮されたのだと思います。
授賞式にはもうすぐ80歳になる父さんも見に来て下さっていました。
「初めてですよ範子が賞状をもらうの」
「こんな機会を設けてくれて幸せですよ」
来年も絵や造形の好きな仲間達と出品しよう。
それぞれに目標ができた気がします。
未承認 2013年08月16日(金)07時09分 編集・削除
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