記事一覧

自閉症児・者の未来を考える会 研修会の報告

ファイル 526-1.jpgファイル 526-2.jpgファイル 526-3.jpg

平成27年11月5日(木)10:30~12:30
ウェルとばた6Aにて
北九州自閉症児・者の未来を考える会主催の研修会

知的障害のある男性の
「思春期・青年期の性について考える」を
テーマにして研修を行いました。

参加者は10歳~31歳までの子供を持つ家族の方
27名(うち父親4名)の参加でした。

1.桑の実工房の実践
2.性欲求の捉え方
3.マスターベーションについて
4.支援は連続している(具体的支援例)
5.支援者が担う役割
6.父親・母親の具体的支援
7.まとめ

以上の構成で話を進めました。
途中、3つの質問を投げかけ
改めて「性」について考える時間も持ちました。

まとめとして以下の3つをあげました。

<支援は連続している>
性の支援は特別なものではありません。
乳幼児期からの日常生活支援の結果です。
基本的生活習慣・羞恥心・ルールを守ること
相手の嫌がることをしないこと
これらのスキルを獲得することが
思春期・青年期の「性」を受容する
基礎力となっていること常に意識して下さい。

<支援チーム作り>
性行動は個人差・個別性の強いものです。
だからこそ、個別の支援が重要です。
過度に専門書やマニュアルに依存せずに
また、そこに安易に答えを求めずに
本人・家族・支援者・関係機関とチームを作り
本人に合った解決の糸口を探っていく。
その過程が何よりも
本人のより良い暮らしを支えいることになります。

<対処療法と暮らしの充実>
思春期・青年期の性を考える時
不適切な行動の消去や
性教育が性器・SEX教育に偏ることがあります。
性=「生きる」と捉え支援することが基本です。
日中活動では意欲的に活動できていますか?
家庭生活の余暇時間は楽しめていますか?
不適切な行動の消去のみの支援では
課題は解決しません。
本人に合った日々の暮らしを充実させること
二つのアプローチを欠かさないで下さい。

大学の卒論で取り組んだテーマが
今に活かせていること。
背中を押していただいた、ゼミ担当の相川教官に
感謝の意を込めて、久しぶりに手紙を書きました。

2時間の研修、皆さん本当に熱心で、
研修が終わっても幾つもの質問を受けました。
今回の研修会を企画していただいた
未来の会の皆さん、ありがとうございました。