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遠賀みどり園保護者研修会

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平成28年2月18日(木)10:00~
社会福祉法人 遠賀中間会
みどり園保護者会研修会で
「本人の意思を尊重した支援を求めて」
~桑の実工房の実践を通して~
をテーマとして話をさせていただきました。

みどり園は平成27年に創立30周年を迎えた
歴史ある事業所で、現在60名の方が通所しています。

写真にある通り、
エントランスゲートがガラス張りで、
30年前の建設とは思えない構えでした。
室内も日々の清掃を感じさせる清潔さで、
「30年前の建物とは思えないですね」と。

研修は
「あなたが粗末にされていると感じるのはどんな時ですか」
との問いかけから入りました。
◇桑の実工房の創立から現在まで
◇働くこと暮らすこと
◇本人中心の個別支援計画
◇本人に意思を確認するために必要なコミュニケーション支援
 *わかりやすく伝えること
 *自分の気持ちを相手に伝える本人に合ったツール
◇将来の暮らしの場は誰が、どうやって決めて実現するのか
◇本人意思を尊重するための日々の実践例
◇まとめ
の構成で進めました。

ご家族の方、遠賀町福祉課の方、みどり園職員の方。
それぞれの立場からの参加でしたが、
常にどなたかと視線が合って話を進められる、
親近感を覚える会でした。

まとめでお話したことです。

共に活動し、暮らす、私たちに大切なことは、
まず、本人の気持ちを聴く(推察する)ことです。
気持ちを聴きとって、その気持ちを尊重することです。
「何をしたいのか」「何をしたくないのか」を聴く姿勢。
指示と命令で豊かな暮らしは得られません。

気持ちを聞き取るためには
本人にあったコミュニケーション支援は不可欠です。
「分かる」「伝える」ための配慮やツールがあれば
将来の暮らしを豊かにすることができます。

本人の気持ちを確かめるために
選択肢を準備して、確認することは重要です。
その選択肢を準備するときに留意することがあります。
その選択肢は
長い期間固定されていませんか?
本人の課題や弱みの克服ばかりではありませんか?

新しくチャレンジできそうなこと
本人の強みや可能性を引き出すこと
本人が納得できる選択肢を準備することが必要です。

本人の気持ちを尊重することは
「したいこと」をそのまま認めるものではありません。
本人の気持ちを確認することは必須です。
しかし、
「したいこと」が社会的・経済的・人的に許されない場合
本人に「それはできない」ことを伝える必要があります。
大切なことは
本人が「したいこと」を尊重し、実現する。
「できないこと」は本人に説明し、本人が納得する。
その納得し、合意するまでの過程、
本人とていねいに向き合う過程が、
本人を尊重することなのです。

質問も盛りだくさん。
会を進めていただいた、保護者会 安高会長、
事前の打ち合わせから、当日の細やかなご配慮
ありがとうございました。

田中理事長様、木戸施設長様、
今回の貴重な機会をいただき、お礼申し上げます。