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福岡県弁護士会北九州支部 研修会の報告

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平成28年7月7日(木)16:00~17:30
福岡県弁護士会北九州支部 研修会で
「発達障害の特性と社会適応に必要な支援」を
テーマとして話をさせて頂きました。

会場には弁護士、検察関係、福祉関係、一般企業の方と
弁護士さんを中心として、他分野の方も参加されていました。

最近、幾つかの注目を集める事件で
「発達障害」という言葉が新聞・テレビ等の報道で
大きく取り上げられることがあります。

今回の研修会に場を設けて頂いた
小鉢弁護士、柴田弁護士さんからは、
「発達障害をどうとらえれば良いのか」
「弁護士として、適切な支援は何か」
という問いを頂き、準備を進めました。

研修では
◇発達障害とは何か
◇発達障害の特性
◇特性に応じた効果的な支援
◇2次障害を生まない適切な支援と合理的配慮
と構成して話を進めました。

私が、弁護士さんに望むこととして
1.発達障害に気付く力
2.キーパーソンに繋ぐ力
3.2次障害の要因を分析する力
をあげて、まとめとしました。

コミュニケーション支援に個別の配慮が必要な
発達障害の方達にとって、
接見や取り調べの段階で合理的配慮が不足して
冤罪を生むなど、あってはならないことです。

研修会後の懇親会では、
北九州、博多、中津地区の中堅弁護士さんと
有意義な意見交換ができました。
お互いに知らない事だらけで、そこが
気付きと学びの楽しさであったりして、
まだまだ語り足りない思いでした。

今回の研修を準備して頂いた
小鉢弁護士様、柴田弁護士様
貴重な機会をありがとうございました。