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法人研修会の報告

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平成29年6月16日(金)18時より法人研修会を行いました。
今回は、福岡県立大学の寺島先生に講師をお招きし
「障害者グループホームにおける従事者の専門職性の研究」
「障害福祉サービス従事者における無意識の不適切行為の
 防止に関する研究」
二つのテーマで講演をしていただきました。

桑の実工房では、一人暮らしをしている発達障害の方が1名。
今年度より、グループホームに住まいを移し、工房に通っている方が2名。
法人として今後、暮らしの支援の場をどんな形づくりをしていくのか。
寺島先生の講演を通して、考えを深めていきました。

グループホームを考えるとき、
支援員の力量や人柄は、暮らしそのものを大きく左右します。
講演は、専門性とは何かという切り口で進められました。
専門職と職人の違い。
職人はスペシャリストで知識・技術は共有できない。
専門職はプロフェショナルであり、
知識・技術・価値を共有できる。共有することこそ現場で求められる。

桑の実工房の生活介護を利用している方でも
一人暮らしの可能性を持っている方がいます。
一人暮らしのニーズをもっている方の実現を阻害している要因。
支援者・家族・環境からの分析は、示唆に富んでいました。

二つ目のテーマ
「無意識の不適切行為」
日中活動支援、グループホームでの支援
支援への信頼感がなければ、事業は進められません。
研究結果として、虐待が多いのは、
生活介護・就労継続支援B型だとありました。
虐待の前に、無意識の不適切行為がある。
その不適切行為を支援員がチームが責任者が
自覚できるか否か。

支援者間において自己知覚と利用者理解の
助言や指導の機会を設けることが
最も重要であると研究から明らかにされました。

「無意識の不適切行為」
このテーマについての講演を通して、
支援者の立場、親の立場
それぞれの立場から、自分を問い直すためのキーワードを得ました。

事業の枠組みや経営を考えること。
その事業を支え、継続させる「人」を考えること。
意義深い研修会となりました。

講演後に法人理事と寺島先生で懇親会を持ちました。
グループホームで実際に支援をしていた話や
この研究に至るまでの経緯など。
次に繋げたい時間を持つことができました。
寺島先生、遅くまで時間をとっていただき、ありがとうございました。