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職員研修「特別支援学校実習を通して」

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平成29年6月30日
特別支援学校実習を通して得られたことを
テーマとして職員研修を行いました。

平成29年度前期実習では、
小池・小倉北・八幡特別支援学校から
計6週間、4名の実習生を受け入れました。

実習は2週間の短期間で、実習生の特性を掴み、
実習生に応じた活動を準備し、試行します。

今回は、新原支援員と赤木支援員が
実習生の支援をPPにまとめ、事例として発表しました。
毎日のMTGで確認したことや、
自分で仮説を立てて支援を試みたこと、
改めて考えをまとめたこと等
二人共に良く練られたスライドでした。
職員同士で学びを深められたことを実感します。
毎年、実習生を受け入れて支援をしますが、
こうやってまとめることの意義を重く感じました。

印象に残るスライドから一つ。
支援員の言葉も添えます。
「今ある枠にとらわれない」
これは、私が勤め始めたときからよく聞いた、
そして職員みんなで意識しているキーワードだと思います。
桑の実の理念「生き物のように変化する事業所」
ただ、勤め始めた4年前はすでに今ある作業がある程度確立されてきていて
実際に自発的に、何かをつくる!というよりも、
その中で作業支援を行うことがほとんどだったと思います。

今回の実習の中で、改めて「今ある枠にとらわれない」
その意味を理解し、その重要性を実感しました。
作業はみんな同じ時間までしないといけないのか?
決まった作業の中で、その作業に取り組まないといけないのか?
「~しなければならない」という気持ちを取り除き、
改めて工房にいる所員の支援を見直す良いきっかけとなりました。
もちろん、枠の中で過ごすことも同時に重要なことです。
ただ、この実習の中で「選択して活動をきめること」
「得意な行動から仕事や活動を作ること」
枠にとらわれずに、その人に合ったスタイルを見つけていきたいと
改めて感じました。

実習生を通して、様々な気付きがあり、
実習生を通して、改めて今支援している所員を見直す。

充実した研修となりました。
お疲れさまでした。