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昼食調理の取り組み

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【赤木支援員から昼食調理の報告です】

桑の実工房では、「所員が自分たちの昼食を作ること」を
生産活動の1つとして、取り組んでいます。

平成15年に「自分の分は自分で」と4人程の少人数調理から始まり、
これまで支援が引き継がれ、現在は週に3~4回毎回40食程の昼食作りを行なうまでになりました。
調理の経験が少なかった方、包丁を握ることに不安があった方、なかなか見通しが持てなかった方、
道具や食材の名称を知らなかった方、様々ですが
日々の作業で経験を積み、今では皆さん自信をもって取り組んでいる姿を見ると、頼もしく感じます。

去年の7月からは、新たに作業用ホワイトボードを用意。工程の多い作業で、
「所員1人1人が自分の担当を把握できるように」
「食材の名称を少しでも理解できるように」
という思いで作成しました。このホワイトボードを用意したことで、
「何の食材を切るのか、次はどの工程を担当するのか」とそれぞれが自ら確認し、
少ない助言で作業が進められるようになりました。嬉しい変化です。

さらに、今年5月からはB型が出向している桑園青果さんから新鮮な野菜を仕入れています。
食材の買い出しは、これまで所員と
一緒に近隣のスーパーや肉屋、米屋で食材を購入し、地域に顔なじみが沢山できました。
地域での買い物は継続し、今後は青果での発注・受取を通して
外部との繋がりの機会も増やしていきたいと考えています。

7年前に私が新規職員として採用された際、所長から
「所員と職員が“ヘルシーで温かい食事”を食べられる社員食堂を一緒に作ろう」と
言われたのをはっきりと覚えています。
これからも所員に「食事を作る楽しさ」「食べてもらう喜び」を
伝えられるよう、日々作業に取り組んでいきたいと思います。