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河川避難訓練の報告

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7月2日(土)
金山川河川氾濫を想定した避難訓練を行いました。
過去5年間に3回避難勧告が発出された地域です。
幸いに、所員出勤前の時刻で実際に避難には至っていません。

先日、地方紙に西日本豪雨の被害3県の障害者家族を対象とした
アンケート結果で87%の方達が「課題」があると感じているとの
結果が報じられていました。
「慣れない場所での集団生活を嫌がる」
「周囲に迷惑をかける」
「大勢がいる避難所に無理にいれようとすると
パニックで暴れて自傷行為をする」
「普段と違う移動を不安がる」
等が自由記述で記載されていました。
知的障害・発達障害の方達の特性から
同様の課題を感じている家族・支援者も多いと推測します。

工房では、地域の小高い神社の社務所を
河川氾濫時の避難場所として使用する許可を得ています。
小集団で利用でき、避難訓練を重ねることで
「場所」に慣れるためです。
2018年に社務所への避難を始めて、今年で4回目。
火災訓練と違って、河川避難訓練では車で避難することも
繰り返し体験することで不安が軽減します。

災害時の避難場所は、障害特性に応じて
配慮した環境を整える必要があります。
地域の協力を得て、神社の社務所に避難ができること、
これまでの地域活動の一つの成果です。
継続していきましょう。