第6回 職員研修会報告 今回のテーマは
「困った行動・不適切な行動を理解するアセスメント法」
<講師スライドより>
行動問題の捉え方
◎その原因は本人側にあるのではなく、本人を取り巻く環境にある。
行動問題のパターン
◇適切な行動の未学習による行動問題
◆不適切な行動の誤学習による行動問題
◇適切な行動を過剰学習した行動問題
行動問題の理解方法
行動問題の観察から、問題とされる行動が起きる前後の状況を把握することで「機能」が見えてくる。
機能とは、その行動を起こした意味や目的、働き。
機能的アセスメントのステップ
①関係者からの情報収集
②直接観察(2~3週間)
③機能の特定化(機能分析)
*行動問題の起きやすい場面を再確認
*行動問題の強化子の特定
*機能の仮設立て
問題とされる行動の意味を把握したい時の記録用紙の作成
項目1 日時・記録者
項目2 先行条件(A)
・場面、状況
・直前のきっかけ
項目3 行動問題の型(B)
項目4 行った対応(C)
行動問題の主な4つの機能
*注意の獲得
*要求の獲得
*感覚刺激の獲得
*逃避
以上の基本を押さえて、3事業所の事例分析。
日頃、感覚的に捉えていた困った行動をABCDE分析。
分析の結果で配慮や対応は大きく違う。
直接的なきっかけを講師から指摘を受けて、
「ふーむ」と一同が頷く。
この「ふーむ」が明日からの新たな支援のきっかけとなる。
分析する力。これは支援の質に直結すること。
支援者がいつも分析を意識して行うことの大切さを
実感した研修の時間となった。
事業所からの事例は、みんなが身近に感じていることで
それぞれに沁みたのでは。
やはり現場からの事例は引き込まれる。
次回はアセスメントを実際の支援にどう繋げるか。
楽しみです。
未承認 2013年08月07日(水)19時43分 編集・削除
管理者に承認されるまで内容は表示されません。