記事一覧

福岡県立大 相談援助実習講義報告

ファイル 801-1.jpgファイル 801-2.jpg

【仲本支援員からの報告です】

2022年5月19日
私の母校、福岡県立大学で講義をしてきました。
社会福祉学科2年生 53名を対象とした相談援助実習事前学習での講義です。
今年も「実習施設・機関の概要と社会福祉士の役割について」がテーマ。
桑の実工房職員として、社会福祉士として、県立大を卒業した先輩として
支援現場で働く中でのやりがいや楽しさを伝えてきました。
桑の実工房の魅力も思う存分話しました。

講義後半
私が一年目に初めてMさんの宿泊支援をした時の事を題材に
「Mさんが安心して泊まれるように、皆さんだったらどんな工夫をしますか?」
と考える時間を設定しました。
発表されたアイディアは
・写真を使ったガイドブックを作ってみる
・事前に一緒に宿泊場所の下見をする
・準備し易いようにイラストを使ったチェックリストを作る
・日頃使っている道具を持ち込む 等
実際に私がやってみた支援と近いアイディア、
「なるほど」と思うアイディアもあり面白かったです。

今回の講義を通して学生に学んでほしかったことは
相手の立場に立って考える。想いを汲み取り支援に繋げる。
言葉に耳を向け、姿・表情に目を向け、気持ちに心を向ける。
それら対人援助の「当たり前のこと」を当たり前に実践できる。
それが社会福祉士の役割だということです。
そしてその力は、直接支援の現場でこそ培われます。

53人のうち1人でも「桑の実工房のこと調べてみよう」
もっと言えば
「桑の実工房で実習してみたい」
「将来桑の実工房のような職場で働きたい」
そう思ってくれた学生がいると嬉しいです。