11月30日(水)17:30~ 第4回 事例研究会を行いました。
田治支援員
「外部作業場面におけるコミュニケーション・スキルのアセスメントシートの作成」
桑の実工房が外部作業をしているアンカーネットワークでのコミュニケーションスキルを
獲得するためのステップとして、アセスメントシートを作成し、
試行している段階。
倉光先生より文献の紹介
・応用行動分析学の観点から
「ことばと行動」浅野・山本編 2004
・就労移行支援の観点から
「就労移行支援のためのチェックリスト」
これをベースにした評価シート
「就労支援のための評価シート」<鳥取版>
仲本支援員
「kさんの携帯電話使用の支援」
初めて携帯電話を購入したkさんが日常生活場面で使用できるための支援方法について
ステップ2に入っています。
倉光先生よりの助言
次のステップ、課題設定をどうするか。
生活場面の般化できるような場面を設定する。
朝、送迎車がきて、乗車した段階で携帯電話を 使用して連絡をする。
その後の課題に備え
メール使用時の課題分析を行うこととしました。
井上支援員
「Aさんの情緒面の支援の検討」
情緒が不安定になる原因がなかなか特定できない。
また、情緒不安定時の行動が荒く、他の所員への影響、多傷があり、
支援の検討が必要である。
倉光先生より、研究論文の紹介
「激しい行動障害を示す発達障害の人の最適生活設計」~園山繁樹~筑波大
「知的障害施設に入所する自傷行動を示す成人に対する介入行動」~近藤麻衣・園山繁樹~
午後に悪くなるサイクルを前提として、Aさんの特性を活かした支援内容を考える
選択機会の増加
好きな時間の増加
で事業所生活を豊かにすることで対応。
次回は、
強みとなることから、事業所でできる活動をピックアップする。
Aさんの成育歴を話し、共有できたことがあります。
Aさんの心情・生活の豊かさを十分に尊重して、
今後の活動を考えてみること・・・・。
単純な言葉ですが、物凄く難しいチャレンジ。
新しいものを創り込む内容となります。
山田支援員
「Hさんの携帯メールを用いたコミュニケーション支援」
返信が帰ってきやすい文脈設定でやりとり形成する。
Hさんにとって、人に伝えたいというコミュニケーションの根源は?
Hさんの生育歴まで振り返って。
研修会が終わっても、倉光先生を含めて
話は途切れず・・・・21時まで。
じっくりと話して、聴いて、いい時間です。
みんな、力付くだろうなぁ。こんな時間貴重だ。
倉光先生長時間拘束して、済みません。ありがとうございました。
本田 Eメール 2011年12月06日(火)13時55分 編集・削除
いつもこまめな更新、お疲れ様です。
ふと思ったのですが、この事例研究会にはたとえば私みたいなのが参加することはできるのでしょうか?仕事として障害者のエイド研究をしているので、報告されている内容に研究ネタがたくさんありそうな気がしたもので。もちろん、支援員さんたちのお邪魔にならないことが大前提です。いかがでしょうか?